子供の急な発熱!苦し気な顔を見ると、どうしても不安な気持ちとなるのが親心。少しでも早く治るように、少しでも子供のストレスが軽減できるように、安心して任せられる小児科クリニックを選びたいものです。家の近くがもちろん良いのですが、それでも少し遠くても診て欲しい先生がいるかも知れません。そこで今回は、親子ともに安心して任せられる小児科クリニックをおすすめ順にご紹介します。乳幼児健診はもちろん、予防接種や各種アレルギー診療、さらにはキッズスペースや授乳室の有無など、事前に確認しておきたいポイントをまとめていますので、是非参考にしてみてください!※各掲載医院の情報は2021年8月時点のものです。
岡田こどもクリニック|佐野市
基本情報
東武佐野線「佐野」駅より南東。佐野市の「岡田こどもクリニック」は、かぜやお腹の不調、気分が悪いなど、子どもの心身に関わる症状を診る入り口となる小児科です。吸入や吸引などの処置や簡単な血液検査、レントゲン、心電図も行えます。また、必要に応じて他の科や病院を紹介できます。
小児クリニックおすすめポイント
小児科での診療
発熱や鼻づまり、鼻水、せき、のどに痛み、腹痛、おう吐、下痢、ひきつけなど、お子さんの様々な症状に対する小児科全般の診療が行えます。また、予約制で各種予防接種や心理発達の相談・検査も行えます。尚、初診の方は、以下のものを持参してください。
・健康保険証 ・こども医療費受給資格者証 ・母子手帳 ・お薬手帳(持っている方)・紹介状(他院から紹介の場合)
医院の案内
お子さん向けのキッズスペースや乳児用ベビーベッド、授乳室、お子さんと一緒に使える小児用トイレなどが完備されています。また感染予防対策として、入り口や診察、予防接種の部屋が分けられています。ペンギンマークの入口2から入ると受付2があり、予防接種はこちらから受け付けてもらえます。
うさちゃん親子教室、始めました
この医院では、咳や鼻水、お腹の痛みなどの一般的な体の診察以外に、子どもの発達についての相談や診断を行っています。そしてその後のフォローアップとして、「うさちゃん親子教室ふれあいペアレントプログラム」をスタートしました。当医院の公認心理士2名が担当しています。
・子どもの社会的コミュニケーションを促すプログラム
・保護者が子どもの発達と特性を理解し、具体的な関わり方を学べます。
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西真岡こどもクリニック|真岡市
基本情報
真岡鉄道「寺内」駅より北へ、西真岡第二保育園の北。真岡市の「西真岡こどもクリニック」は平成23年より診療を開始しました、地域の子どもたちの健康を願ってこども医療を専門とするクリニックです。共働きの方の助けとして夜8時までの診療や、本の読み聞かせや紙芝居、各種コンサートなど、子どもの待ち時間を飽きさせない工夫を行ってくれます。
小児クリニックおすすめポイント
食物アレルギー負荷試験について
食物アレルギーは血液検査や皮膚試験だけでは正しく診断できず、陽性でも必ず症状が出るとは限らず、陰性でもごく稀に症状が出る場合があります。食物経口負荷試験は、アレルギーが疑われる食物を実際に食べて症状を観察する検査で、どのくらいの量を食べたらどんな症状が出るかを直接確認できます。
喘息発作予防の治療薬について
喘息発作予防の内服薬として中心的な位置を占めるのが、ロイコトリエン受容体拮抗薬という、強力な気道収縮物質の働きをブロックする薬で、抗アレルギー薬に分類されています。アレルギー性鼻炎の鼻づまりに対して有効な薬です。喘息の患者さんはアレルギー性鼻炎を併発する頻度が高いので、一つの薬で喘息とアレルギー性鼻炎の両方に有効となっています。
アトピー性皮膚炎の治療
・発症要因:遺伝的な異常などにより皮膚がもろくなり、乾燥し易くなって、壊れた皮膚にアレルゲン(ダニ・カビなど)や刺激物(汗・細菌など)が侵入して、皮膚の炎症を引き起こします。
・原因悪化因子:個人により、季節や年齢、家庭の生活スタイルなどにより異なります。
食物(卵、牛乳、小麦、大豆など)、汗、乾燥、掻く、よだれ、洗剤、ダニ、ハウスダスト、花粉、ペット、ストレスなど、いろんな原因・悪化因子があります。
・薬物療法:ステロイド外用薬によって皮膚の炎症を制御します。また、タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)は2歳から使用できます。プロトピック軟膏はステロイドホルモン作用による血管拡張・皮膚萎縮などの副作用がなく、皮膚炎を良好にコントロールできます。
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みなみこどもクリニック|小山市
基本情報
JR水戸線「小山」駅より東へ、市立中央図書館の東。小山市の「みなみこどもクリニック」は、小児科専門医・小児循環器専門医として総合診療外来以外に、心臓外来において多くの先天性心疾患や川崎病に関わった経験を活かし、地域の皆さんの健康をサポートしています。
小児クリニックおすすめポイント
マイコプラズマについて
「肺炎マイコプラズマ」という病原体によって起こる呼吸器感染症がマイコプラズマで、幼児期から学童に多く感染します。
・症状:初期症状は発熱、頭痛、乾いた咳ですが、湿った咳や喘鳴(ゼイゼイ)がみられたり、解熱後も咳が続く場合があります。幼児では鼻炎症状や耳痛、のどの痛み、発疹などが現れます。
・潜伏期間:通常2~3週間
乳児湿疹について
生後2週頃から数ヶ月までの乳児に起こる湿疹や皮膚炎をまとめて、「乳児湿疹」と呼ばれます。
・乳児脂漏性皮膚炎:母体から乳児に移されたホルモンの影響で、生後2週間から2~3ヶ月頃までにみられる湿疹で、頭や額、顔、首などを中心に発症します。赤いぷつぷつした湿疹や、黄色や白のべっとりしたフケのようなものが皮膚に付着します。
・アトピー性皮膚炎:乳児脂漏性皮膚炎よりかゆみが強く、全身に発症することが多く、2ヶ月以上かゆみが続きます。
・接触皮膚炎(おむつかぶれなど):尿の分解によるアンモニアで、おむつの中がアルカリ性になって、便中の酵素の刺激が強くなります。おむつが肌に直接擦れたりして、雑菌が増えて皮膚が炎症を起こし、湿疹ができたりお尻が赤くなったりします。
慢性機能性便秘症について
・4歳未満の小児に対し、以下の項目で少なくとも2つが1ヶ月以上続くと便秘と診断されます。
・1週間に2回以下の排便
・トイレでの排便を習得した後、少なくとも週1回の便失禁
・過度の便の貯留
・痛みを伴う、又は硬い便通
・直腸に大きな便塊の存在
・トイレが詰まるほどの大きな便
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ひまわりこどもクリニック|宇都宮市
基本情報
JR東北本線「宇都宮」駅西口より北へ、関東バス「陽北中北口」バス停下車、福田ショッピングプラザ宇都宮2F。宇都宮市の「ひまわりこどもクリニック」は、子どもがかかり易い感染症や発達段階ではっきりしてくる病気、生まれつきの障害、子ども特有のアレルギー疾患・悪性疾患などを総合的に判断し、適切な治療を選択し、最適と思われる医療機関や養育機関へ紹介できます。
小児クリニックおすすめポイント
予防接種が受けられない条件
・検査当日、37.5度以上の熱がある
・咳、鼻水で夜に度々起きてします
・普段に比べて下痢の回数がかなり多い
・嘔吐(食欲がない)
・異なるワクチンの接種間隔は、注射生ワクチン同士を接種する場合は27日以上あける
・各種疾患から、決められた期間が経過していない
※くわしくはHPを確認してください
アレルギーエデュケーターの在籍
小児のアレルギー疾患を総合的にとらえ、適切な患者教育や指導できる専任のメディカルスタッフの育成を目指し、日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会が2009年度より始まった資格認定制度で、当医院にはこのアレルギーエデュケーターが在籍しています。
スポットビジョン スクリーナーを導入
視機能検査装置(スポットビジョン スクリーナー)の導入により、わずか1秒ほどで子どもの近視、遠視、乱視、不同視、斜視、瞳孔不同などの測定が行えます。通常の視力検査では3歳児でも困難ですが、この機器を用いることで6ヶ月程度の子どもから検査が可能になりました。当医院では10ヶ月健診の折に検査が行えます。
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さいとうクリニック|那須塩原市
基本情報
JR宇都宮線「西那須野」駅より南へ。もみじ通り西幸町交差点の南。那須塩原市の「さいとうクリニック」は2000年に開院し、地域の小児科医として、子どもたちの病気を診るのはもちろんですが、育児に頑張っている親御さんにも、同じ母親の立場から何か役に立てればと願っているようです。
小児クリニックおすすめポイント
予防接種について
・定期接種:栃木県内の方は無料接種ですが、対象年齢を過ぎると任意接種(有料)扱いとなります。
・任意接種:重い病気を予防するために接種することが望ましいワクチンです。主なワクチン:おたふくかぜ、インフルエンザ
発達外来(通称:たんぽぽ外来)について
小児科医、看護師、療法士、相談員が連携して、子どもの発達サポートや家族へのアドバイスを行えます。主に就学前の子どもを対象に、子どもの発達で気になる時、育てにくく感じている時、健診や園・学校で医療機関の受診を勧められた時などに相談できます。
ネットサイト「アスクドクターズ」で相談
病院に行かずに、医師に直接相談できる日本最大級のQ&Aサイトです。「病院に行くべきかどうか分からない」「病院には行ったが分からないことがある」など、気軽に医師に相談できます。
・24時間365日受付
・回答時間:最短5分
・協力医師:延べ6,000人以上
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いかがでしたか?今回は栃木県の、佐野市、真岡市、小山市、宇都宮市、そして那須塩原市で、おすすめの小児科クリニックをご紹介しました。近いに越したことはないですが、是非安心して任せられる小児科クリニックを見つけてください。