愛知県でおすすめのレディースクリニック

レディースクリニックといっても、その内容は多岐に渡ります。その理由は当然、女性にはそれほど悩みが尽きないということの裏替えしです。数多くあるレディースクリニックのでも、それぞれに特徴があり、得意分野も異なります。ご自身の今の悩みを解消してくれる信頼できる先生を見つけやすいように愛知県内で活躍されている婦人科のある診療所やレディースクリニックをまとめてご紹介します。是非参考にしてみてください。

名古屋東女性のクリニック|名古屋市

基本情報

市営地下鉄桜通線「車道」駅から北東へ徒歩10分、「豊前西」交差点の東。名古屋市東区の「名古屋東女性のクリニック」は、“女性による女性のためのクリニック”です。女性の気持ちに寄り添い、一生涯を通じて健康を支えて、QOL(生活の質)の向上に努めて、女性が受診しやすいクリニックとなっています。

レディースクリニックおすすめポイント

多くの子宮症状に対応

・子宮下垂、子宮脱:子宮が正常位置より下がって、膣内に出てしまった子宮下垂では、下腹部の違和感や圧迫感、尿失禁がみられることがあります。さらに進行して子宮の一部又は全部が膣外に脱出した子宮脱では、膀胱や直腸が一緒に脱出します。リング状のペッサーリーを膣内に入れて、子宮の脱出を抑えます。
・子宮内膜症:子宮の外(卵巣表面や骨盤内)に飛び、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で、生理に合わせて増殖と剥離を繰り返して子宮内膜症の病巣が形成されます。生理痛以外に腹痛や腰痛の原因となり、不妊の原因ともなります。
・子宮筋腫:日本の成人女性の5人に1人に存在し、生理痛や過多月経の原因となります。
・子宮腺筋症:子宮の内膜組織が、子宮筋層にもぐりこんだ状態です。進行につれ、子宮の壁が徐々に分厚く硬くなり、子宮自体も大きくなります。30歳代後半から40歳代の女性に多く発生し、激しい生理痛と月経量の多さが特徴です。

ガン検診に対応

・子宮ガン検診は、子宮頸ガン検診と子宮体ガン検診の二つが含まれます。
・子宮頸ガン検診:9割が性行為で伝播するHPV(ヒトパピローマウイルス)を原因とするので、基本的には性交経験のある方が対象となります。子宮の出口にできるガンで、30歳代最も多いガンといわれ、10万人あたり40~70人ほどの頻度となっています。
・子宮体ガン検診:閉経前後の年齢での不正出血、褐色のおりものなど、月経不順が酷い方は検診の必要な場合があります。経腟エコーで子宮内膜の厚みを確認します。
・乳がん検診:マンモグラフィー検査では、乳房を挟んで圧迫することで、乳腺を薄く伸ばしてレントゲン写真を撮ります。乳腺の流れをレントゲン写真で観察し異常を見つけます。
・乳房超音波検査:乳房にゼリーを付けて機械をあて、乳腺の流れを観察します。マンモグラフィーでは見えづらいものを確認することができます。

避妊相談に対応

・低用量ピル1ケ月分2,000円~2,500円(税込):正しい服用での避妊効果は99%以上です。生理日程の微調整にも使用できます。毛が薄くなる、ニキビが減るなど、お肌にうれしい効果もあります。
・緊急避妊1回内服法(レボノルゲストレル錠)10,000円(税込):避妊なしセックスから72時間以内に服用することで、妊娠の確率を下げられます。
・避妊相談(自費診療):初診料1,000円(税込)/再診料500円(税込)

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ジュンレディースクリニック豊橋|豊橋市

基本情報

405号線豊橋鉄道バス三本木線・豊橋技科大線「西の原」バス停より北へ徒歩3分。豊橋市の「ジュンレディースクリニック豊橋」は平成5年に刈谷市で始めて以来、お産を取り扱う施設であり続けることに意味を感じ、永く継続していける体制を作ることで、地域医療に貢献しています。

レディースクリニックおすすめポイント

基本的な不妊治療検査

・基礎体温チェック:不妊症の検査・治療の基礎です。
・内分泌検査:月経周期に合わせた採血で、ホルモンの値を調べます。
・子宮卵管造影:月経後に、子宮内に造影剤を注入しレントゲン撮影を行って、左右卵管の通過性、子宮内腔の形態異常を検査します。
・AMH(アンチミュラー管)検査:卵巣予備能の指標となります。
・超音波検査:月経周期に合わせて、卵胞発育や子宮内膜の状態を確認します。
・精液検査:2~3日の禁欲期間後に行います。
・フーナーテスト(性交後検査):排卵日に合わせて検査当日の朝に夫婦生活を行い、子宮腔内に運動良好な精子が到達しているかを検査します。

2つの不妊治療方法

・タイミング法:超音波を使って、排卵日を特定した上で夫婦生活を行います。排卵が自力で難しい方や、生理周期が不安定な方には、ホルモン剤による排卵誘発を行って、排卵を促します。
・人工授精(AIH):夫の精液を妻の子宮内に直接注入します。精子の状態があまりよくない方や、複数回のタイミング治療でも妊娠が成立しなかった方、体外受精には抵抗がある方に向いています。

ブライダルチェックに対応

【基本検査】:26,950円(税込)
・尿検査
・血液検査:貧血、肝機能、腎機能、脂質、代謝、感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)、風しん抗体
・おりもの検査:クラミジア、淋菌、トリコモナス、カンジダ
・子宮頸ガン検査:子宮の入り口である頸部から細胞を採取します。
・超音波検査:子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍の有無、子宮や膣の奇形
【オプション検査】
・子宮体ガン検査:8,580円
・HPV検査:5,610円
・AMH検査:8,800円
・女性ホルモン関連の検査:5,500円
・甲状腺ホルモン関連の検査:4,400円
【メンズブライダルチェック】
・基本検査:18,150円(税込)
・オプション検査:ムンプス抗体検査2,640円/精液検査1,210円

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たか・レディースクリニック|岡崎市

基本情報

名鉄名古屋本線「美合」駅から南西へ、「前田公園西」交差点の北、岡崎信金の北隣。岡崎市の「たか・レディースクリニック」は平成16年開院以来、6,000人弱の赤ちゃんを取り上げてきましたが、この度の諸般の事情によって分娩を中止しています。今後は外来中心に診療を続け、生理不順や更年期不調、各種ワクチン接種などの女性一生に渡るサポートを行ってくれます。

レディスクリニックおすすめポイント

婦人科での対応

・生理量が多い、生理痛がある、生理が長引く:症状によって低用量ピル、ミレーナ(子宮内黄体ホルモン放出システム)、鎮痛剤の内服、貧血の治療
・顔がほてる、冬でも熱くなる(特に50歳前後の方):更年期による症状の可能性があり、症状に応じて漢方薬治療やホルモン補充療法
・低用量ピル:周期的に内服するホルモン剤で、副作用を減らすための効果を維持できる最低限のホルモン量が含まれています。飲み忘れがなければ、ほぼ100%の避妊効果があり、内服を中止すればいつでも妊娠が可能になります。問診票と血圧を確認の上、処方されます。

ミレーナ装着について

子宮内黄体ホルモン放出システムのミレーナは、子宮内腔に装着することで、黄体ホルモンを持続的に子宮内に放出します。避妊の効果以外に月経量を減らし、月経痛を改善する効果があります。尚、装着直後は不正出血の頻度が多くなりますが、徐々に少なくなります。月経量が多く、月経痛がひどい場合は保険適応できますが、以下の場合は自費診療となります。
・自費診療:子宮ガン検診希望、避妊希望(低用量ピル)、緊急避難希望(性交後72時間以内、診察時間内に来院のこと)、生理をずらしたい、子宮頸がん予防ワクチン。

シルガード9の接種

・シルガード9は9種類のHPVに対するワクチンで、ガーダシルに含まれる4種類に加えて5種類の高リスク型HPVも含みます。これにより子宮頸ガンの原因であるHPV型の88.2%をカバーできます。ガーダシルでは60~70%で、コンジローマに対する効果はガーダシルと同じです。
・接種:3回必要(初回、2ヶ月後、6ヶ月後)
・費用:27,500円/1回(税込)

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可世木レディスクリニック|一宮市

基本情報

名鉄尾西線「尾張一宮」駅から西へ、一宮市の「可世木レディスクリニック」は平成19年開設し、分娩や手術(日帰りは可能)は扱っていませんが、それ以外の全ての産婦人科疾患を取り扱っています。その中でも特に力を入れているのが、不妊治療となっています。一般不妊治療から高度生殖医療まで行い、年間約500人が妊娠を達成しています。医療の基本を「思いやり」と捉え、「心のこもったクリニック」を目指しているようです。

レディスクリニックおすすめポイント

特に不妊症で対応

・一般不妊治療:タイミング法から人工授精(AIH)までの治療を行います。基礎体温(BBT)を重視した治療を行っているので、基礎体温表を持参してください。
・採精室もあり、精液検査が行えます。
・高度生殖医療:体外受精、顕微授精、凍結保存(精子・受精卵)など
・2022年4月より、人工授精、顕微授精、胚移植、融解胚移植が保険適用されます。

体外受精の6ステップ

体外受精とは、卵子を体外に取り出し、精子と受精させて受精卵を子宮内に移植する方法です。近年は、新鮮胚移植より凍結胚移植の方が成績が良く、6ステップを連続して行うことは少なく、1~3で一旦終わってから、別の周期に4~6を行うことが多くなっています。
① 調節卵巣刺激:卵子を採取するため、卵巣を刺激します。
② 採卵:静脈麻酔で眠っている間に、経腟的に超音波下で採卵針を刺して、卵胞液を吸引して卵子を採取します。
③ 媒精と胚培養:採取された卵子を精子と共に培養液に入れて受精させます。受精率の平均は70~80%ですが、受精卵はその後分割を続け、受精3日目で8分割、5日目で胚盤胞に達するのが望ましいのですが、最終6、7日間培養して胚盤胞に達するのを待ちます。
④ 胚移植:一般的に麻酔を行わず、受精卵を子宮内に戻します。
⑤ 黄体器管理:新鮮胚移植を行った場合、採卵から約2週間、黄体ホルモン(プロゲステロン膣錠)を補充します。
⑥ 妊娠判定:胚盤胞移植後、11日目に判定します。

顕微授精に対応

・採卵までは体外受精と同じ過程ですが、採取した卵子に細い針を用いて人工的に精子を一匹注入します。
・適応:体外受精を繰り返しても受精しない場合、重度の乏精子症、精子無力症、無精子症などの男性因子がある場合に行われます。
・体外受精との違い:受精を自然に任せる体外受精に対して、顕微授精では顕微鏡下に細い針を用いて、1個の卵子に一匹の精子を直接注入し受精させます。
・遺伝子リスク:乏精子症や無精子症の男性には、染色体異常や遺伝子異常を伴っている方がいます。この男子が顕微授精で妊娠し、男子が生まれると、父親と同じように造精機能障害を持った子供になる可能性があります。

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G&Oメディカルヴィレッジ不妊治療センター|刈谷市

基本情報

名鉄名古屋本線「富士松」駅より南西へ、282号線「逢妻橋北」交差点の西、「泉田町宮東」交差点を北へ。刈谷市の「G&Oレディースクリニック」は1994年開院以来、10,000人以上の新生児を取り上げ、併せて2009年開設の「不妊治療センター」では、不妊に悩むカップルに寄り添い、その切実な思いを共有して、患者さんの立場に立った治療が行われます。

レディースクリニックおすすめポイント

不妊治療のすすめ

・妊娠不妊治療の現状:日本の人口と出生率は減少していますが、一人の女性が一生の間に産む子供の数は徐々に増加しています。これは不妊治療の技術向上と、それに伴う高年齢の女性の出産数の増加、又、不妊治療が受けられるようになったものと考えられます。中でも、体外受精や顕微授精が社会的理解を得られ、特定不妊治療費助成が受けられるのも、大きな進歩となっています。
・不妊症は原因不明なことが多く、その原因を探すことに時間を費やすよりは、今できることに意欲的に取り込むことで、自然に妊娠できるためのアドバイスをしてくれます。

不妊治療のための各種検査

・子宮鏡検査:胃カメラのような内視鏡(ファイバースコープ)で、経腟的に子宮膣部・頸管から子宮腔内まで観察します。
・反復着床不全検査:体外受精で良好胚を複数回移植しても着床しない場合に行う検査です。着床不全の原因としては「胚による原因」が最も考えられますが、「子宮側の原因」も考えて検査を行います。子宮鏡検査・内膜組織検査・血液検査により、複合的に判断されます。
・精液検査:SQA検査器を用いて、客観的な精液の質(運動精子濃度、運動速度の高さなど)の評価が行えます。
・AMH検査:女性の卵巣年齢を知るAMH(抗ミュラー管ホルモン)は発育過程にある卵胞から分泌され、原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられます。

胚・精子の凍結保存

胚移植で一度に子宮に戻せる胚の数は通常1~2個までですが、良好な受精卵や胚盤胞は凍結保存しておくことで、最初では妊娠しなくても、凍結受精卵を解凍して2回目3回目の胚移植を行うことができます。
【対象者】
・卵巣過剰刺激症候群を発症する可能性が高く移植がキャンセルになった場合
・内膜の着床環境不良(内膜が薄い、ポリープや筋腫がある)などの理由で、胚移植がキャンセルになった場合
・移植後に良好な余剰胚が生じた場合

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いかがでしたか。愛知県内で人気の高い先生ばかりです。信頼して相談できる先生と是非出会ってください。